Apr. 01, 2021
二番手のボトムを求めて
好きなボトムはジーンズ。とにかく昔からジーンズが好きで、ビンテージからビンテージ風まで幅広く買い続けてきた。最近はもっぱらビンテージの501と大江洋服店のジーンズをヘビロテするのがお決まりで、他のパンツはちょっと気分を変えたい時に履くことが多い。
恐らく今後もワードローブの中心はジーンズであることは間違いなさそうなんだけど、さすがにそろそろ不動の二番手のパンツが欲しくて、ここ数年探し続けている。買い付けという仕事をしていながらも、自分にベストなものを見つけるのは難しく、これはかなり苦手な分野だ。
自分の趣向を紐解いてみると、基本的にワーク要素は欠かせないようで、手持ちのものはどれもワーク系やミリタリーのものが多い、でもなぜ満足していないのかというと、恐らくただそのまま野暮ったいからだ。
であるならば、めちゃくちゃワークなんだけれど、洗練されたものをつくってみようと考えた。ちょっと贅沢だなと思えるぐらいのものがよい。
改めてワークパンツを研究してみると、1950年以前のモノの作りの良さに理想のバランスを見た。ドレスの作りとワークのラフさがバランスよく詰まっている。その美しいワークパンツの全盛期を思わせる、例えるなら「ワークスラックス」なるものを企画しようと思い本企画は立ち上がった。
つづく