No.
01
Name
Keiji Kaneko
Concepter / Buyer
Profile
セレクトショップ「エディフィス」にてバイヤーを務めた後に独立。
自身の活動を経て、2015 年に「レショップ」を立ち上げる。
2019 年 NEAT 西野氏、HERILL 大島氏とともに「WEEKEND」 もスタート。

instagram:@keiji_kaneko
Nov. 13, 2020

処女航海

ホントに欲しいものを妥協せず買う、というのが最近のテーマ。   だからいつも欲しいもの探しをしているんだけど、意外なところで手に入らないものがある。   それは例えばシャルべの白いシャツ。   聞けばインラインには存在せず、個人オーダーしないと手に入らないらしい。   こんなに普通なものがお店に並ばない事に驚いた。   その出来事が結構ショックで、それならレショップで白シャツのフルラインナップさせて欲しいと思ったり、無理なのはわかってるけど。   思った以上に落ち込んで、自分が欲しいものは自分で作るしかないと思い始めた。   シャツに関しても、自分がホントに欲しいのは、超上質な生地を使ったカジュアルライクなもの。   そんなシャツと501やチノパンを合わせたい。   けど、これがありそうでない。   完全に作るしかない一品だった。   見込める需要は自分一人なので、レショップで作るわけにもいかないから、INVENTORYの立ち上げもあったので、こちらの方で展開するために作り始めた。   自分の為に作るけど、その為には量産する必要がある。   最低ロット分を作り、興味ある方達にお裾分けしていくスタイル。   毎月1型発売。再販なし。   自分が欲しいものだけを作り続けます。   ブランド名も一切ありません。   当ショップのみで販売。 の予定。     さて、第一弾の商品は、本当はあまり説明をしない方がミステリアスで良いのかと思ったのですが、やはり思いの丈を叫ぼうかと思います。

カジュアルなのかドレスなのか。   どちらも好きなので、自然とどちらの要素も入りました。   違和感なくまとまり、とても満足いく仕上がりになっています。   こんなシャツが欲しかったんですよね。   素材は、素材は泣く子も黙る、シャツ生地の宝石CARLO RIVA(ネーム付きます)。   その中でも極薄で肌当たりが最高のVoile Telaというボイル生地を使用しました。   ゆったり目のシルエットとの相性を考えてのチョイスになります。   透け感と発色も大好きポイント。   ぱっと見黄色に見えるのですが、実は白糸と黄糸のシャンブレーになっています。  

袖は少し前に振っています。   そうする為に、袖付けを手付けしてます。   ドレスの手法ですね。   裾はタックインした時の事を考慮して前後差をつけました。   吊るした時のカフの位置と裾のデザインのバランスも気に入ってるポイントです。

色々なレギュラーカラーのシャツを見てきましたが、ベストなバランスを狙いました。   ネクタイするには頼りない、カジュアルにしては少しドレッシー、感覚的に言えばそんな感じです。  

極力シンプルに、エレガントさを意識しました。 ちょっと背中を鍛えておきたいですね。

ボタンの横に押さえでグリカンを入れました。

ナポリ感出していきます。

袖付けは前振りするために、手で後付けしています。

アームホールの縫製は手まつりしています。

ナポリ感出していきます。

剣ボロはイッテコイ仕様で根本はグリカンで押さえています。

裾のサイドスリットにもグリカンを入れています。

素材が透け透けなので、裏の始末がちょっとしたデザインに見えますね。

運針は鬼の24針です。実用上の限界値だと思います。 とまあ個人的に好きなディテールを満載したシャツなのですが、出来上がりは極々シンプルなもの。   少量で限定販売となります。    

ご興味ある方は、以下のリンクからストアにどうぞ。

https://store.inventory-iac.com/items/28505